
改めましての自己紹介
- ラボ ララング
- 2025年8月31日
- 読了時間: 3分
更新日:1月31日
私の仕事は、芸術、教育、心理。
一見バラバラに見えるこの三つの領域を、私は「芸術療法士」という、まだ少しぎこちない名前をつけて行き来しています。
実際には、「芸術」という自由で広大な言語を通訳するような気持ちで、表現する人に寄り添い、私自身もまた表現を続けてきました。
2023年、長く携わった教育職を整理し、「ララング・ラボ(芸術療法の研究所)」を開設しました。それは、今の社会における表現の場の「窮屈さ」や、コロナ禍を経て居場所を失いかけている子どもたちの「生きにくさ」を、痛烈に感じ取ったからでした。
すべての原点、フランス・ラボルド病院での邂逅
私の活動の根底には、2007年の渡仏での体験があります。
自由な表現の場を求めて辿り着いた「ラボルド病院」。
そこで目にしたのは、なつかしい芸術大学のキャンパスのような、表現の芽吹きを待つ空気でした。
精神治療において純粋なアートの「場」がいかに重要か。
創設者ジャン・ウリ氏の傍らで学び、2025年8月に再び訪れた際、確信したことがあります。
それは、ウリ氏の助言を受けて積み重ねてきた美術教育の経験が、今の私にとって極めて重要な視点——「表現の仲介者」としての立ち位置——をもたらしてくれたということです。
ララング・ラボという名前は、ラボルド病院の重要コンセプトである「ララング(原言語)」から冠しました。
響き合う三つの専門性
これまでの歩みは、ひとつの答えに向かうための「遠回り」だったのかもしれません。

芸術
コンセプチュアルアートが勢いのある時代でした。
その影で私が選んだのはモノ派のゼミでした。
素材との対話、空間への感覚、何もないことの力。
触れることが、すでに表現であるという思想に出会いました。
それは、ララングラボの「余白」の哲学のはじまりです。
教育
子どもたちの声にならない声。声よりも饒舌な表現。
図工室を癒しの場所にするこどもたちにであうたびに
成績をつける教育への疑問をふくらませてきました。
教えることよりも、場をひらくこと。
詩的なケアは、教育の隙間に芽吹いていました。

心理
ラボルド病院で見た、制度と詩の共存。
言葉の限界と言葉の価値を同時に体感する強烈な場のパワーを放つ場所。
芽吹きのちからと、信頼。人の手でできること、
FORMATIONとしての自己形成。
ばらばらのようだった断片は響き合い、場が生まれることを強く確信しました。
キーワードの羅列のようでしかないつたない私の言語表現。か細い断片たち🍃
最終的には表現を体験する以外にないだろうという思いで
萩原千景さんといっしょに毎月芸術療法ミニ・レッスンを行っています。
毎月のレッスンは2会場をオンラインで繋ぐハイブリッド形式。
芸術祭はそのメンバーを中心にリアルで集まり、
それぞれの大切にする”表現”を伝え合います。
ひびきの芸術祭に向けて
2025年9月20日・21日、
北海道石狩市ひびきの丘にて「ひびきの芸術祭」を開催します。
ララングラボにとって、ひとつの集大成の場となるこの日。
完成を目指さないアート。
ファインアートと療法の交差点。
制度の外から響く声──
それぞれの文章が、あなたの中の「まだ言葉になっていないもの」と出会いますように。
そして、芸術祭の場で、あなたと響き合えることを楽しみにしています。


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ひびきの丘まで




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