top of page

改めましての自己紹介

更新日:1月31日

私の仕事は、芸術、教育、心理。

一見バラバラに見えるこの三つの領域を、私は「芸術療法士」という、まだ少しぎこちない名前をつけて行き来しています。


実際には、「芸術」という自由で広大な言語を通訳するような気持ちで、表現する人に寄り添い、私自身もまた表現を続けてきました。


2023年、長く携わった教育職を整理し、「ララング・ラボ(芸術療法の研究所)」を開設しました。それは、今の社会における表現の場の「窮屈さ」や、コロナ禍を経て居場所を失いかけている子どもたちの「生きにくさ」を、痛烈に感じ取ったからでした。



すべての原点、フランス・ラボルド病院での邂逅

私の活動の根底には、2007年の渡仏での体験があります。

自由な表現の場を求めて辿り着いた「ラボルド病院」。

そこで目にしたのは、なつかしい芸術大学のキャンパスのような、表現の芽吹きを待つ空気でした。


精神治療において純粋なアートの「場」がいかに重要か。


創設者ジャン・ウリ氏の傍らで学び、2025年8月に再び訪れた際、確信したことがあります。

それは、ウリ氏の助言を受けて積み重ねてきた美術教育の経験が、今の私にとって極めて重要な視点——「表現の仲介者」としての立ち位置——をもたらしてくれたということです。


ララング・ラボという名前は、ラボルド病院の重要コンセプトである「ララング(原言語)」から冠しました。


響き合う三つの専門性

これまでの歩みは、ひとつの答えに向かうための「遠回り」だったのかもしれません。


2009年実習時のラボルド病院の様子
表現の芽吹きをまつ場の空気に満ちていた当時のラボルド病院中庭


芸術


コンセプチュアルアートが勢いのある時代でした。

その影で私が選んだのはモノ派のゼミでした。

素材との対話、空間への感覚、何もないことの力。

触れることが、すでに表現であるという思想に出会いました。

それは、ララングラボの「余白」の哲学のはじまりです。


教育


子どもたちの声にならない声。声よりも饒舌な表現。

図工室を癒しの場所にするこどもたちにであうたびに

成績をつける教育への疑問をふくらませてきました。

教えることよりも、場をひらくこと。

詩的なケアは、教育の隙間に芽吹いていました。

特別支援学級での全員制作
特別支援学級での全員制作作品 鯉のぼり

心理


ラボルド病院で見た、制度と詩の共存。


言葉の限界と言葉の価値を同時に体感する強烈な場のパワーを放つ場所。

芽吹きのちからと、信頼。人の手でできること、

FORMATIONとしての自己形成。


ばらばらのようだった断片は響き合い、場が生まれることを強く確信しました。

キーワードの羅列のようでしかないつたない私の言語表現。か細い断片たち🍃


最終的には表現を体験する以外にないだろうという思いで

萩原千景さんといっしょに毎月芸術療法ミニ・レッスンを行っています。

毎月のレッスンは2会場をオンラインで繋ぐハイブリッド形式。

芸術祭はそのメンバーを中心にリアルで集まり、

それぞれの大切にする”表現”を伝え合います。


ひびきの芸術祭に向けて


2025年9月20日・21日、

北海道石狩市ひびきの丘にて「ひびきの芸術祭」を開催します。

ララングラボにとって、ひとつの集大成の場となるこの日。


完成を目指さないアート。

ファインアートと療法の交差点。

制度の外から響く声──

それぞれの文章が、あなたの中の「まだ言葉になっていないもの」と出会いますように。

そして、芸術祭の場で、あなたと響き合えることを楽しみにしています。


お申し込み・お問い合わせフォーム

ひびきの丘まで

 
 
 

コメント


  • Instagram

©2023 by ララング・ラボ。Wix.com で作成されました。

bottom of page