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ひびきの芸術祭開催に向けて 

改めましての自己紹介


わたしの仕事は芸術・教育・心理と一見まとまりがなく”

芸術療法士”という資格もまだまだぎくしゃくするものです。


実際には芸術という自由に解釈できる言語を通訳をするような気持ちで

表現するひとに寄り添い、自ら表現を続けているつもりです。

2023年に教育職を整理してララング・ラボという”芸術療法”の研究所を開いたのは、

表現の場のきゅうくつさ、生きにくさを感じ取ったからでした。

コロナ禍を経て、とくにこどもたちの居場所に危機感を感じました。


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2007年に芸術療法を学ぶために渡仏したきっかけこそ

自由な表現の場をもとめてのことだったのかもしれません。

ラボルド病院でこれこそが表現のあるべき姿だと

無二の出逢いができたことがすべての活動の原点になっています。


ラボルド病院の重要なコンセプトのひとつ”ララング”ということばを

ラボの名前に冠し研究活動をはじめてまもなく

ひびきの丘のヘルスコーディネーターの萩原千景さんと出会い

2025年9月、ひびきの芸術祭を開催できる運びとなりました。

これを機に、芸術は自由なゆえに危険性があること

このことにあまり触れられることがないことを危惧し

ララングラボの大切にしたい”芸術” ”表現”が

どのようなものかをシリーズとしてまとめていきたいとおもいます。


🌿断片から響きへ──ララングラボが生まれるまで

ラボルド病院で最初に感じたのは

芸術大学のキャンパスのようだという

場の雰囲気です。


精神治療にアートの"場”が重要であることがありありと感じられました。


何本もの回り道をして何度も邂逅する芸術療法のこたえ。

ファイン・アートやアール・ブリュットといった純粋表現にあると感じています。

2025年8月、ラボルド病院での2度目の滞在をして

ジャン・ウリに教えてもらったことが現在の芸術療法士として

仲介者としての仕事に着実に生きていることが実感として受け取ることができました。

ウリ氏のアドバイスの元に美術教育での経験を積んだことは間違いではなかったーそれどころか極めて重要な視点をもたらしていると感じられました。

ララングラボは、芸術・教育・心理の断片が響き合う砦です。

2009年実習時のラボルド病院の様子
表現の芽吹きをまつ場の空気に満ちていた当時のラボルド病院中庭


#1🪴芸術の場・芸大での時間──ファインアートの記憶


コンセプチュアルアートが勢いのある時代でした。

その影で私が選んだのはモノ派のゼミでした。

素材との対話、空間への感覚、何もないことの力。

触れることが、すでに表現であるという思想に出会いました。

それは、ララングラボの「余白」の哲学のはじまりです。


#2🪴教育の場ー小中高、特別支援学級でのこどもの純粋表現をみつめて


子どもたちの声にならない声。声よりも饒舌な表現。

図工室を癒しの場所にするこどもたちにであうたびに

成績をつける教育への疑問をふくらませてきました。

教えることよりも、場をひらくこと。

詩的なケアは、教育の隙間に芽吹いていました。

特別支援学級での全員制作
特別支援学級での全員制作作品 鯉のぼり

#3🪴心理の場ー芸術療法士としてことば以前の表現の崇高さに触れて


ラボルド病院で見た、制度と詩の共存。


言葉の限界と言葉の価値を同時に体感する強烈な場のパワーを放つ場所。

芽吹きのちからと、信頼。人の手でできること、

FORMATIONとしての自己形成。


ばらばらのようだった断片は響き合い、場が生まれることを強く確信しました。

キーワードの羅列のようでしかないつたない私の言語表現。か細い断片たち🍃


最終的には表現を体験する以外にないだろうという思いで

萩原千景さんといっしょに毎月芸術療法ミニ・レッスンを行っています。

毎月のレッスンは2会場をオンラインで繋ぐハイブリッド形式。

芸術祭はそのメンバーを中心にリアルで集まり、

それぞれの大切にする”表現”を伝え合います。


✴️ひびきの芸術祭に向けて


2025年9月20日・21日、

北海道石狩市ひびきの丘にて「ひびきの芸術祭」を開催します。

ララングラボにとって、ひとつの集大成の場となるこの日。

粘土、水彩、コラージュ、言葉、沈黙、目線、魂──

これまでの実践を、展示と対話のかたちでひらきます。

今後のブログでは、芸術祭に向けて6つの響きを綴っていきます。

完成を目指さないアート。

ファインアートと療法の交差点。

制度の外から響く声──

それぞれの文章が、あなたの中の「まだ言葉になっていないもの」と出会いますように。

そして、芸術祭の場で、あなたと響き合えることを楽しみにしています。

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